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【新国立美術館】クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetimeがアート初心者でも楽しめた!

美容師をしているものです。

美容師たるもの五感を研ぎ澄ませる事が大事。というわけで、ちょこちょこアートを見に行く事が大好きなアート初心者の私ですが、今回は六本木の新国立美術館で開催中の企画展「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」に行ってきました。

「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」

会期:2019年6月12日~9月2日
会場:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:10:00~18:00(6月の金土〜20:00、7・8月の金土〜21:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火
料金:一般 1600円 / 大学生 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下無料

公式サイト:https://boltanski2019.exhibit.jp

現代のフランスを代表するアーティスト「ボルタンスキー」

ボルタンスキーは1944年にナチス占領下のパリで産まれました。

父親が改宗ユダヤ人であったために、フランス人の母親と離婚し家出したように偽装して、家の床下に隠れ住んでいたり、終戦後に母親などから聞いた強制収容所での話などがボルタンスキーのトラウマとなり、後の作品に影響を与えていきます。

1960年代後半から映像を使った制作を始め、集団や個人の記憶、宗教や死を主題とした作品を世界で発表してきました。

今回行われている「Lifetime」では、ボルタンスキーの約50年間にわたる活動の全貌を紹介しています。これは国内では過去最大規模となるボルタンスキーの回顧展になります。

強烈に死を感じる中で感じた生

とにかく会場に入った瞬間に圧倒されます。

ボルタンスキー初期の映像作品である《咳をする男》(1969)からスタートする展覧会。入り口から気になっていた音はこの音か・・・という感覚と生々しい映像は是非とも会場で体験していただきたいです。

ここから一気にボルタンスキーの世界に引き込まれる事でしょう。

個人的には展覧会全体を通して強烈な死の匂いを感じました。

それを感じる事で、生というものは何かと自分自身に問いかける事の出来る、死生観に訴えかけてくる作品でした。

写真撮影可能エリアが多い!

《幽霊の廊下》(2019) ※奥に見えるのが《ぼた山》(2015)
《幽霊の廊下》(2019)

《スピリッツ》(2013)

薄いヴェールに様々な人物がプリントされていて風に揺らいでいる。ぼた山の上空を魂のように漂っている。

《アニミタス(白)》(2019)

風鈴の音が永遠と流れている白を基調とした落ち着く空間。

《発言する》(2005)

《発言する》(2005)

この黒いコートからささやくような声で色々な言葉を問いかけてくる。

《白いモニュメント、来世》(2019)

今回の展覧会のために新たに作られた作品。周りを白い暮石のようなモニュメントが囲む。

こんな感じで写真撮影可能なエリアが非常に多いのです。アート初心者の私でもとても楽しむ事が出来ました。

特に今回の展覧会のために作られた《幽霊の廊下》(2019) を抜けていき、奥に見える《ぼた山》(2015)に向かっていく場所は異世界へ進んでいくような錯覚を起こせるので非常に良かったです。

まとめ

9月2日までやっているので夏のお出かけにもオススメな新国立美術館。

緑も多くて天気の良い日はとても気持ちがいいです!

会場を出る頃にはボルタンスキーの虜になっているかもしれません…

是非訪れてみてください!

また、7月10日まで開催している東京都美術館のクリムト展についても記事を書いています。

【アート初心者も楽しい】過去最大のクリムト展。稲垣吾郎の音声ガイドは絶対つけるべし。

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