髪の毛豆知識

【梅雨がやってくる…】髪の毛のクセは湿気でなぜ出るの?原因を美容師が解説!

美容師をしているものです。

今日から6月ですね。6月といえば梅雨の季節です。

この季節は湿度も高く蒸し蒸ししていて、さらに雨や湿気の影響で、髪の毛のクセやうねりが気になる方にとってはとても辛い季節ですよね・・・

対策をするためにはその原因を知っておこう!ということで今回は、なぜ髪の毛のクセは湿気により出てしまうのかを解説していきます。

髪の毛のクセは湿気でなぜ出るの?

もともとクセが出やすい方は、毛髪の構造自体が直毛の方とは少し違います。

髪の毛のほとんどをつくっている「毛皮質(コルテックス)」というものがあります。

このコルテックスというものは、タンパク繊維の硬さによって2種類に分かれています。

  • 硬いタンパク繊維(P-コルテックス)→水分を含みにくい
  • 軟らかいタンパク繊維(O-コルテックス)→水分を含みやすい

クセが気になりやすい方の髪の毛はこのコルテックス達がわりと不均一に分布しています。

その一方で、直毛の方は均一に分布されているのです。

その為、梅雨の時期など湿気が多いときには、クセが気になりやすい方の方が髪の毛に水分を含みやすい部分が偏っている為にバランスが悪く髪の毛一本一本が広がることになってしまい、せっかくドライヤーでしっかり乾かしてブローして良い感じにまとまっていても・・・湿気を含めば含むほどだんだんと部分的なボリューム=クセが気になりうねりが出やすくなってしまいます。

直毛さんは水分を含みやすいコルテックスが均一に分布されているために、髪の毛一本一本もいい意味でバランスよく広がるので、多少の広がったという感覚で済んでいるというわけです。

クセが気になる髪質の方の湿気対策!

ストレートパーマ!

といえば話は早いのですがそれでは終わってしまうので、それ以外の対策をお話ししていきます。

油分で髪の毛をコーティングする!

正直、これにつきるわけです。

湿気に弱い髪の毛には、その大敵である水分を含みにくくするために、朝洗面所で良い感じに髪型が決まったらオイル系のスタイリング剤で髪の毛を水分から守るようにコーティングしてしまいましょう!

エヌドット(N.)ポリッシュオイル
人気のオイル系スタイリング剤「エヌドット(N.)ポリッシュオイル」

上述の湿気でクセが出やすくなってしまうという仕組みを知っておくと、そもそも髪の毛が水分を含みにくい状態を作っておけば、クセも出にくくなるといえます。

※エヌドット(N.)ポリッシュオイルについてはこちらの記事で詳しく触れています→→→【エヌドット(N.)】ポリッシュオイルの使い方を現役美容師徹底解説!

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