【美容師が教える】今更聞けない縮毛矯正とストレートパーマの違いって?
関東も梅雨入りを迎え、髪の毛の癖が気になる方にとっては嫌な季節を迎えました。
今回はこの時期気になる縮毛矯正とストレートパーマの違いについてお話しさせていただきます。
今更聞けない縮毛矯正とストレートパーマの違い
縮毛矯正とストレートパーマは、美容室によって両方ともメニューに存在していたり片方しか無かったりと、一般の方にはイマイチ違いがわかりづらいです。
実際にお客様からも、その違いについてよく質問を受けます。
今回は一般の方にもわかりやすく、縮毛矯正とストレートパーマの違いを説明していきます。
美容師が教える縮毛矯正とは?
縮毛矯正の一般的な工程をお話ししていきます。
最初に、癖が気になる髪の毛に縮毛矯正専用の薬剤をつけて適切な時間を置くことで、髪の毛の癖を決めてしまっている結合を切ります。
(この時に使用する縮毛矯正専用の薬剤というものはデジタルパーマの時にも使用できるものです。即ち、ともに熱を髪の毛に与える施術である縮毛矯正とデジタルパーマは実はやっていることは似ているのです!)
美容師の判断の元、正しく髪の毛の結合が切れた状態と判断出来たら一度軽くシャンプーをします。
シャンプーから戻ってきたらドライヤーで乾かしたその髪の毛にストレートアイロンを使用し熱を加えていきます。
アイロンを入れ終わったら、専用の薬剤をなじませることでそのストレートの形はさらに強固なものとなります。
1回縮毛矯正をかけた部分に関しては、そのストレートの形が半永久的に持続します。
ストレートの形が半永久的に持続するため、基本的には新たに伸びてきた地毛の部分に自身が耐えられなくなったタイミングでかけることをオススメしています。
縮毛矯正のオススメな頻度については下記の記事で紹介しています。
また、縮毛矯正やストレートパーマをかけるべきかどうかまだ悩んでいるという方は一度こちらの記事もご覧ください。
【癖毛の方必見!】美容師が教える梅雨の時期にオススメ簡単ヘアアレンジとスタイリングのコツって?
縮毛矯正とストレートパーマの違いって?
美容師をしていると度々お客様から質問を受けるのが、縮毛矯正とストレートパーマの違いについてです。
美容室によっては多少その呼び方が違うこともありますが、一般的には上記の縮毛矯正の工程で行っているストレートアイロンで熱を与える作業を抜きにしたものがストレートパーマにあたります。
元々はパーマのかかってる髪の毛に、縮毛矯正用の薬剤をつけてパーマの形を取り、元の髪の毛の状態に戻すことをストレートパーマと呼んでいました。
ストレートパーマでも多少の癖は伸びる?!
上記で説明していた、もともとの癖が気になる状態の髪の毛に縮毛矯正専用の薬剤をつけて流すだけで、実は若干髪の毛の癖は伸びます。
ということは、元々の髪の毛にあまり癖がない方が髪の毛の広がりを抑えたいという時や、全体的に広がりやすい方が多少ボリュームを落ち着かせたいという場合であれば、ストレートアイロンの熱によるダメージのリスクがないストレートパーマの方が適しているケースもあります。
ストレートパーマの持ちは縮毛矯正に比べると短い
ストレートパーマを選択された場合は、ストレートアイロンによる熱処理の工程が抜けるので、持ちに関しては3ヶ月程度と考えていただければと思います。縮毛矯正が半永久的に持続することを考えるとその差は歴然となります。
しかし、裏を返せば一時的なストレートヘアを楽しみたい場合などはストレートパーマの方がオススメとなります。
(縮毛矯正のかかった髪の毛は、その後パーマをかけたくなった場合にはデジタルパーマを選択せざるを得ない場合がほとんどで、髪の毛への負担も大きくなるため)
まとめ
梅雨のこの時期に一番かける方が増えると言われている縮毛矯正やストレートパーマ。
今更聞けない縮毛矯正とストレートパーマの違いについて少し理解を深めることが出来たでしょうか?
少しでも参考になりましたら嬉しいです。
また、縮毛矯正のオススメな頻度についても解説しています。
さらに縮毛矯正と同じ薬剤を使用しているデジタルパーマについても下記の記事で紹介しています。
よろしければこちらも合わせてご覧ください。