【美容師が教える】ミルボンエルジューダ全種類の選び方【髪質別マップ付き】
今回は現役美容師である私が、MILBON(ミルボン)から発売されている大人気の洗い流さないトリートメント「エルジューダ」シリーズ全12種類の選び方や違いについて紹介していきます。
ミルボンのエルジューダシリーズの洗い流さないトリートメントは、これまでの10種類に新たに発売されたブリーチケアシリーズ2種類を加えて全12種類となります。容器がカラフルで可愛いですよね!
ちなみにこの12種類は発売時期で大きく分けると6タイプになります。それでは6タイプ12種類それぞれの違いや特徴をもとに美容師が教えるオススメのエルジューダの選び方や違いをご紹介していきます。
エルジューダFOとMOの選び方と違い
濃いイエローとオレンジのこちらのタイプはオイルタイプのトリートメントです。
エルジューダシリーズの中でも1番最初に発売されたタイプになります。
保湿力の強いバオバブオイルという成分がFOとMOのどちらにも共通して含まれていて、髪の毛のキューティクルに作用して、柔らかさを出してくれます。
選び方→FOが軽め・MOが重めな仕上がりになります。
エルジューダFO
- 軟毛や細毛に悩み髪の毛にハリコシが欲しい人にオススメ
- 「油溶性シルクPPT」と呼ばれる毛髪補修成分が髪にコシを出す効果
ミルボン ディーセス エルジューダFO 120ml
エルジューダMO
- 硬毛や太毛に悩み髪の毛に収まりが欲しい人にオススメ
- 「オリーブスクワラン」という配合成分が髪に柔らかさを与えてくれる
ミルボン(MILBON) ミルボン ディーセス エルジューダMO 液体 単品 120ミリリットル (x 1)
エルジューダエマルジョンとエマルジョン+の選び方と違い
薄いピンクと濃いピンクのこちらのタイプはミルクタイプのトリートメントです。
どちらのタイプにも含まれているのが、ミルボンが2013年に独自に発見したCMADKという髪のダメージ補修成分。
そしてもう一つが、髪の乾燥を防ぐバオバブエキスになります。
どちらもミルクタイプなのでオイルのベタ付きが苦手な方には非常にオススメです。
選び方→エマルジョンが軽め・エマルジョン+が重めな仕上がりになります。
エルジューダエマルジョン
- 軟毛や細毛に悩み髪の毛にハリコシが欲しくやわらかさやふんわりさが欲しい人にオススメ
- 「セラミド2」という成分が細い髪でも髪の内部に水分を保ちやすくやわらかい状態にしてくれる
ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン 120g
エルジューダエマルジョン+
- 硬毛や太毛に悩み髪の毛をしっとりと仕上げたい乾燥気味の髪質の方にオススメ
- 「アクアコラーゲン」という保湿成分が硬い髪に水分量を高めて柔らかな髪にしてくれる
ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン+ 120g
エルジューダリンバーセラムとメロウセラムの選び方と違い
薄いイエローとグリーンのこちらのタイプはオイルタイプのトリートメントです。
こちらは先述のFOとMOのオイルよりも非常に軽めのオイルになります。
美容師目線でみてもこれまでのよくある洗い流さないトリートメントオイルの中でもかなりサラサラ軽めな部類に入ります。
リンバーセラムとメロウセラムどちらにも共通しているのが、髪の毛のハリコシを感じやすくなる毛髪保護成分が含まれていたり(Wケラチン処方)、配合されているバオバブオイルという成分が髪の毛を柔らかくする効果があります。
また軽めのオイルなので従来ではタブーとされていた根元付近からのオイルでのケアが可能になっています。
ハリコシに悩む方や根元のふんわり感が欲しい方に是非お試しいただきたいオイルです。
どちらとも割と軽めなタイプのオイルになります。
選び方→リンバーセラムの方がメロウセラムよりもさらに軽めの仕上がりになります。
エルジューダリンバーセラム
- 軟毛や細毛に悩み髪の毛にハリコシが欲しい人にオススメ
- アクリルオイルという毛髪保護成分が配合されていて髪のコシ感を高める効果
ミルボン ディーセス エルジューダ リンバーセラム 120ml
リンバーセラムについてはこちらの記事でも触れています。
→→→【細毛・軟毛におすすめオイル】エルジューダ・リンバーセラムを美容師が解説!
エルジューダメロウセラム
- 普通毛〜硬毛の方で根元からふんわりと仕上げたい人にオススメ
- シアオイルが配合され、硬い髪を柔らかくする効果
エルジューダサントリートメントセラムとエマルジョンの選び方と違い
赤いボトルのこちらのタイプはセラムタイプ(オイル)とエマルジョンタイプ(ミルク)があります。
SPF25/PA+++のUVカット成分が共通して配合されているので頭皮にもつけて紫外線から守ることが出来るトリートメントです。髪の毛・頭皮でも日焼け対策をしたい方にオススメです。
またどちらにも共通して先述のCMADKが配合されているのでしっとり感ある仕上がりになります。
選び方→髪の毛の日焼け対策をしたい方が、ミルクかオイルかの好みで選びましょう。
エルジューダサントリートメントセラム
- 髪の毛の紫外線対策をしたくてオイル派の人にオススメ
- バオバブオイルがキューティクルに作用して潤いある髪の毛に
エルジューダサントリートメントエマルジョン
- 髪の毛の紫外線対策をしたくてミルク派の人、しっとりと仕上げたい人にオススメ
- バオバブエキスが配合されているため、髪の毛の水分保持に効果的
ミルボン ディーセス エルジューダ サントリートメント エマルジョン 120g
こちらのサントリートメントタイプは紫外線対策に非常に使えるので別記事でも紹介しています。SPFについても詳しく説明しているのでよろしければご一読ください。
エルジューダグレイスオンセラムとエマルジョンの選び方と違い
濃いオレンジとピンクのこちらのタイプはセラムタイプ(オイル)とエマルジョンタイプ(ミルク)があります。
いわゆる万能型になります。
髪の毛に非常に良い3種のオイルがブレンドされていて乾かすだけで柔らかな髪の毛になったり、ビサボロールと呼ばれる髪の毛の熱老化を防ぐ効果がある成分が共通して配合されています。
また、先述のCMADKも配合されています。
コテやストレートアイロンなど、熱を髪の毛によく使用する自覚のある方には特にオススメです!
選び方→ミルクかオイル好みのタイプで選ぶと良いでしょう。
エルジューダグレイスオンセラム
- 髪の毛を内巻きにおさめたいオイル派の人にオススメ
- バオバブオイル配合で指通りの良い髪の毛に
ミルボン MILBON エルジューダ グレイスオン セラム 120mL
エルジューダグレイスオンエマルジョン
- 髪の毛を内巻きにおさめたいミルク派の人にオススメ
- バオバブエキスが配合されているので髪の毛の水分保持に効果的
ミルボン エルジューダ グレイスオンエマルジョン 120g
エルジューダブリーチケアセラムとジェルセラムの選び方と違い
2021年に新たに発売されたブリーチ毛のケアに特化したシリーズがエルジューダブリーチケアシリーズです。
ブリーチによって油分が減ってしまった髪の毛はどうしても水っぽく、洗い流さないトリートメントが馴染みにくいのですが、そこを解消してくれるのがこのシリーズ。サラッとしているオイルでもまとまる質感になりますよ。
選び方→軟毛のブリーチ毛の方はセラム。それ以外の方(普通毛・硬毛の方)はジェル状のジェルセラムがオススメ。
エルジューダブリーチケアセラム
細毛・軟毛のブリーチ毛の方におすすめ
- オイルタイプのトリートメント
- サラサラタイプのオイルなのにしっとりとしたまとまり感がある
エルジューダブリーチケアジェルセラム
- 普通毛〜硬毛の方におすすめ
- ジェルタイプのトリートメントでミルクとオイルの良い所取りをしたようなイメージ
- これまでアウトバストリートメントだけでまとめるのは難しかった硬毛のブリーチ毛でもかなりまとまる
髪質別エルジューダオススメ選び方マップ作ってみました!
全12種類と豊富なラインナップのエルジューダ。さまざまな髪の毛に日々触れている現役美容師が感じるリアルな独断と偏見でオススメな選び方マップを作成してみました。
※あくまでも目安です。感じ方には個人差があるので参考程度にとどめておいてくださいね。ブリーチケアシリーズは除外していますが、ブリーチをしていない方でも激しく傷みが気になる方にはオススメです。
皆様のエルジューダの選び方の参考に少しでもなりましたら嬉しいです。
オイルタイプのトリートメントとミルクタイプのトリートメントの違いについてはこちらの記事も参考にしてください。
【洗い流さないトリートメント】オイルとミルクの違いや特徴・選び方を現役美容師が解説!
また、人気のエヌドット(N.)シリーズと迷っている方には洗い流さないトリートメント『シアオイル・シアミルク』についての記事もオススメです。
【大人気エヌドット(N.)】シアオイルとシアミルクはどちらを使うべき?現役美容師が違いを解説!
よろしければ合わせてご覧ください。
【番外編】アホ毛直しのミルボンエルジューダポイントケアスティック
エルジューダシリーズとして、アウトバストリートメントでは無いのですが、アホ毛直しに使える「エルジューダポイントケアスティック」が発売されています。
ミルボン【エルジューダ】ポイントケアスティック 15ミリリットル (x 1)
気になるアホ毛を簡単に直す事が出来て、化粧ポーチにも入るマスカラタイプの商品なのでこちらも非常にオススメです!
また、今回紹介した「エルジューダ」を発売している株式会社ミルボンの大人気ヘアカラー「アディクシーカラー」や、人気スタイリング剤「ジェリーM」についても記事を書いています。
よろしければこちらの記事もあわせてご覧ください。