【ヘアカラーが黄色く抜けやすい…】紫系カラーでグッバイイエロー!
沖縄とヘアセットが大好きすぎる美容師です。
もちろん美容師なので日々、お客様の髪の毛を切ったり染めたりしています。
今回はヘアカラーのお話。
黄色っぽくヘアカラーが抜けてしまう方が多い
夏って髪の毛を明るくしたいなって気持ちになんとなくなり、実際に明るくされる方も多いと思います。
髪の毛は明るくなればなるほど黄色味が強くなってしまう場合が多いです。
髪の毛は黒髪から青味⇨赤味⇨黄色味の順番で色が抜けていくのでここ最近の夏ヘアの明るさで多い10トーンぐらいな明るさのヘアにされていた方は、色が抜けて明るくなりやすい毛先の方は12トーンぐらいまで抜けてしまっていることもしばしば。。。
トーンのお話はこちらの記事でも詳しく。。
【就活生や新社会人必見!】ヘアカラーのトーンやレベルを現役美容師が解説!
11トーンぐらいからは高明度域といい、青味はほぼ無く赤味も無くなり始めて黄色味が残ってしまいます。
さらにイメージ的に黄色=傷んだ髪の毛の色というのが浸透しているので、皆様悩みやすいところだと思います。
黄色っぽくなった髪の毛には紫系カラー!
こちらの表見た事ありませんか?
マンセル色相環
アメリカの画家マンセルにより創り出された図。美術・デザイン分野でよく使われ国際的にも通用する図。
というわけで一度は見たことがあるであろうこの図。
よーく見ると紫っぽいところの対面側に黄色がいます。
この対面同士の2色の関係を捕色の関係といい、混ぜるとお互いの特徴を打ち消しあい、無彩色になります。
私たち美容師は、この捕色の関係を度々利用してヘアカラーを染めています。
- 黄色味が嫌な人には紫(ヴァイオレットやラベンダー系)
- 赤味が嫌な人には緑(マットやカーキ系)
- オレンジ味が嫌な人には青(アッシュ系)
というように上手く補色を利用してあげると希望の色により近づきます。
つまり黄色味が気になる方には補色である紫系のカラーをのせてあげると黄色味を打ち消してくれるわけです!
紫系カラーでツヤツヤ髪になろう!
ヴァイオレット系カラーのいいところ。
- 黄色味が出にくい
- ツヤツヤに見える
- 秋冬のイメージや洋服に合いやすい
さらに黄色味の出にくい髪の毛にするためにグッバイイエローがオススメ!
お家でのケアが重要になってきます。
ヘアカラーが一番抜けてしまうのは実はシャンプーの時。
(シャンプーの重要性はこちらの記事も是非⇨市販シャンプーと美容室シャンプーの違いを現役美容師がシンプルに説明!)
そのシャンプー時にも紫を補給してあげるといいんです。
いわゆるムラサキシャンプー。通称ムラシャン。
ムラシャン系は各社色々な商品を出していますが、最近ではグッバイイエローなんかが大人気です。
シュワルツコフ Schwarzkopf グッバイ イエロー カラーシャンプー 310g
わかりやすくていいですね〜。さらば黄色!
大抵のムラシャンは分子量の小さいHC染料と呼ばれる成分が入っています。
このHC染料が髪の毛の内部に入り込んで発色するわけです。
(シャンプーにうっすらとマニキュアが入っていると考えてください。)
そのためデメリットとしては
- 気をつけないとお風呂場が汚れる
- バスタオルが汚れる
- あくまで色を入れるためのシャンプーなので普通のシャンプーより仕上がり時の手触りが劣る(トリートメントでケアしましょう!)
といったところです。
ムラシャンは正しく使用すれば黄色味を防いでツヤツヤなヘアカラーを長持ちさせてくれる優秀なアイテムです。
黄色くなってしまう髪の毛にお悩みな方の少しでも参考になれば嬉しいです。
この他にも髪の毛の黄色味を取り除くのにオススメなシャンプーやヘアカラーの紹介をしています。
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