【セルフカラー白髪染め】塗り方のコツを現役美容師が徹底解説!
美容師をしているものです。
新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言が続いていますね。。今日は安倍首相により緊急事態宣言を更に延長する方針が表明されました。
ますます美容室に行きにくい日々が続いてしまいそうですよね・・・
「白髪が気になるけどなかなか染められないわ…市販のカラー剤でセルフカラーをするしかない!」
という方がたくさん増えていると思います。
美容師としてはセルフカラーは積極的にオススメできるものではありませんが、新型コロナの影響がますます拡がりをみせる現在ではやむを得ない方も多いかと・・・
こちらのサイトでは過去にもセルフカラーの注意点を紹介させていただきましたが、今回はセルフカラーの中でも「白髪染め」に特化したコツや注意点を紹介していきます。
※セルフカラーを行う際はパッチテストをしっかり行いましょう。
皮膚アレルギー試験(パッチテストの手順)|日本ヘアカラー工業会
セルフカラーでの白髪染めの塗り方のコツって?
ヘアカラーをしない状態が続くと気になってしょうがない白髪達・・・
そもそも白髪は普通の髪の毛とは違った特徴があります。
- 普通の髪の毛より太くて力強い
- 普通の髪の毛より立ち上がりが強い
そのため、白髪染めの際はカラー剤の塗り方に気をつけないと、染まり上がりに
「あれ?根本が残ってしまった。。」
「なんだか思っていたより色が薄いな。。」
というような事態になりがちです。
というわけで、頭頂部の片側第1線目の写真を参考に早速NG例を紹介します。
【上記の写真がなぜNGなのか】
- 薬剤の量が少ない
- 根本まで薬剤がついていない
- 頭皮が見えている
このような状態だと、白髪独特の力強さに負けてしまい、時間の経過とともに気になる白髪がどんどん浮き上がってきてしまい染まり方が悪くなってしまうので注意が必要です。
白髪染めの時の薬剤は根本までしっかり付けて、「頭皮が見えなくなるぐらいたっぷり」を意識しましょう。
※音で言ったら「ドポッ」といったイメージで、まるで白髪を薬剤に溺れさせるようなイメージで塗っていくと成功の確率が高まると思います。
続いてOKな塗り方を見ていきます。
【OKなチェックポイント】
- 根本までしっかりと薬剤がついている
- 頭皮が見えていない
- 白髪が薬剤に溺れている
改めて比較。
いかがでしょうか?この要領で大体1cmぐらいの幅で塗っていけば綺麗に染まる確率が高まります!
白髪染めは塗布量がいかに大事かがお分かりいただけたでしょうか?(毛量が多い自覚のある方は市販のカラー剤が2箱あってもいいぐらいです)
今回はたまたま頭頂部の部分でお話しせていただきましたが、白髪はフェイスラインやもみあげ部分などの顔まわりも特に気になりますよね・・・この辺りは元々の生え方にもよりますが、特に白髪がピンピンと浮いてきやすいので、上記のように薬剤を塗布する量や塗り方により気をつけましょう!
まとめ
セルフカラーはその性質上、プロである美容師としては積極的にオススメできるものではありませんが、昨今のこの状況下、どうしても避けられない方もたくさんおられると考えています。そのような方に今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
※セルフカラーの特徴や注意点・なぜ積極的にお勧め出来ないかはこちらの記事で解説しています→→→【セルフカラー】注意点・やり方のコツを現役美容師が徹底解説!
※また、特に白髪染めは根元にたっぷりと薬剤を溜めながら塗ることになるので敏感肌の方は染みやすく感じる場合があります。こちらの記事も参考にしてみてください→→→ヘアカラーの前日はシャンプーやトリートメントを避けるべき?敏感肌の方は特に要注意!
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