【美容師が教える】毎朝5分!簡単に出来る正しい前髪の流し方!
突然ですが前髪の流し方って難しいですよね。。せっかく美容室で流れるように切ってもらっても自分でセットしようとするとなかなか上手くいかなかったりするものです。
この「前髪が上手く流せない」という悩みは、美容師をしていてお客様から相談される悩みベスト5には間違いなく入ってくるぐらいよく聞くのです。
そこで今回は美容師オススメの毎朝5分で簡単にできる前髪の正しい流し方をご紹介させていただきます。
準備するもの
- マジックカーラー(大きめのホットカーラーでも可)
100均などですぐに手に入ると思います。大きさはおでこの狭さや前髪の長さにもよりますがだいたいこれぐらいがオススメ!
- ドライヤー
はい、たったこれだけです。写真は人気のレプロナイザーですけどもちろんなんでも構いません!
※レプロナイザーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。→→→【リュミエリーナ総ざらい】今更聞けないレプロナイザー全シリーズの違いや歴史
ドライヤーはほとんどの方が持っていると思われるのでマジックカーラーを持っていない方は今すぐ100均に走りましょう!
これが正しい前髪の流し方だ!
今回はウィッグちゃんをモデルに説明していきます。
※左右どちらにも流れるようにラウンド気味な前髪にしてあります。
今回はカメラ側から見て右側に流していきたいと思います。
まずは朝起きたら前髪を手ですくい、マジックカーラーでクルクルクルと巻きつけていきましょう!この時に注意していただきたいのが自分が流したい方向と反対向きに巻いておくということです。
つまりカメラ側から見て右側に流したいときは左側に前髪を引き出してマジックカーラーを巻いていきます。
こんな感じです。
前髪を流したいときに一番「クイッ」とカールがついていて欲しいのは流し始めの髪の毛です。
逆にあまりカールがついていて欲しくないのは流し終わりの髪の毛になります。
これが狙いの状態です!カメラ側から見て左側の流し始めの髪の毛がカールが強めについていて、逆に右側の流し終わりの前髪にはカールがほとんどついていないのがお分かりいただけるでしょうか?
よくあるミスで「流したい方向に巻かなきゃ!」と同じ向きにマジックカーラーを巻きつけて外すとこのような状態になります。
流し終わりの髪の毛までカールがつきすぎていると、なんだか上手く流れないし流し終わりの毛先がハネ過ぎてしまい、所謂はなわくん状態に・・・
というわけで、前髪を流したい時は狙いの向きとは反対向きに前髪を引き出して巻いておくとマジックカーラーを外した時に流し始めから流し終わりにかけて絶妙にカールが弱くなっていきます!
必ず自分が前髪を流したい方向とは反対向きにマジックカーラーを巻きましょう!
ちなみに巻きつけた後は「ブォーっ」とドライヤーをそこに当てるだけ。
後は放置で構いません。
朝ごはんを食べるもよし。メイクに時間をかけるもよし。前髪以外のヘアスタイルをバッチリ決めるもよし。
ドライヤーで与えた熱が冷めるといい感じにカールがついているのでマジックカーラーを外しましょう!
外すとバッチリ流し始めにカールがしっかりと付いていて、流し終わりにかけてカールが弱くなる理想の状態になっています!
後はそれを自然に指で流すだけ!
この時に人気のエヌドットポリッシュオイルを指に少量つけてから馴染ませていくと艶やかな前髪に仕上げることが出来ます。
※ポリッシュオイルについてはこちらの記事で詳しく触れています。→→→美容師が教える今更聞けないエヌドット(N.)ポリッシュオイルの使い方!
綺麗に流すことが出来ました!
いつもの朝の時間に5分プラスするだけで出来る簡単なやり方です!
マジックカーラーで前髪を流す際のメリット
- 巻いてさえしまえばその間の時間を自由に使える
- ドライヤーの熱で作るカールなのでやり過ぎない自然な仕上がりになる
- 火傷の心配が無い
コテを使用する場合も同じ!
マジックカーラーはあくまでドライヤーの熱を利用するだけなので自然に流したい時にはオススメなのですが、より長持ちさせたい時にはコテを使用するのもオススメ!
コテの場合もマジックカーラーの時と同じで流したい方向とは逆向きに前髪を引き出して巻いていきましょう!
先ほどと同じくカメラ側から見て右側に流したいので、左側に前髪を引き出して巻いていきます。
コテを外すとやはり理想の状態(流し始めがカールが強くて流し終わりにかけてカールが弱くなっていく)になっていますね!
完成形です!
コテでの火傷が心配な方や、前髪の毛量が多めな方は2段に分けて巻くのがオススメです!
こんな感じ。
2段に分けることでしっかりと熱が伝わるので、より長持ちすることでしょう!
コテの失敗例
一応コテで前髪を流すのに失敗する例も確認しておきましょう。
同じくカメラ側から見て右側に前髪を流したいので、本来は前髪を左側に引き出して巻いていくのですがあえて右側に引き出して巻いていきます。
このように巻き終わると流し始めにあまりカールが付いていなくて、流し終わりにカールが付き過ぎている状態になってしまいます。しかもコテの熱がしっかりと伝わっているのでここまでくると後戻りがしづらい状況に・・・
仕上がりもなんとも言えない状態になってしまいました。
流し終わりの毛先もしっかりとハネてしまっています。
このような事態を避けるためにも前髪を引き出す向きは絶対に間違えないようにしたいものです!髪の毛豆知識として覚えておいてください!
他にも髪の毛に関する豆知識になるような記事を書いています。
【実は顔より日焼けする?!】髪の毛の紫外線対策を美容師が解説!
コテで前髪を流す際の注意点
コテでつくる場合、マジックカーラーよりも早めにカールが付きやすいので朝の時間がない時に急に挑戦するよりは夜のうちに練習をしておきましょう!
また、気をつけないと非常に火傷する方が多い箇所です。美容師をしていても今までに何人もそのような事例をお客様から聞いてきました。くれぐれも火傷には注意してコテを使用しましょう!